白あん赤福限定発売を記念して白赤ラベルの日本酒を勝手にスタイリスト
甘党の私が昇天しそうなニュースが舞い込んできた。白あんの赤福。
白あんが好きだ。苺大福も白あんで包んでいる方が好き。
白あん好きがざわついた今日。四月が待ち遠しい!
「白あん赤福」発売記念で白赤ラベルの日本酒を勝手にスタイリストして祝福しやがれ!
ちえびじん 純米大吟醸 彗星 大分県
有限会社中野酒造【ちえびじん】純米大吟醸 彗星
赤と白い四角が交互に配置されたチェック柄のチェス盤のようなラベルに金の箔押し。おめでたい、縁起のよいラベルだ。
"智恵美人"と"ちえびじん"の位置付け
中野酒造は明治7年創業の歴史ある蔵元。智恵美人の由来は?
より旨く、より愛されるようにと、創業時(明治7年)より、当家の女将「智恵(ちえ)」の名にあやかり「智恵美人」と名付け140年に亘り、日本酒を製造して参りました。受け継がれた私たちは、蔵を譲って頂いた女将始めご先祖に感謝し心を込めて情熱ある酒を醸す。ー蔵元HPよりー
代々受け継がれた昔ながらの代表銘柄「智恵美人」
あれ?今回のラベルはひらがなで「ちえびじん」とデザイン。ってことは代表銘柄の「智恵美人」とは異なる位置付けなのか?
その鍵は6代目中野淳之さんにある。
2002年に東京農大を卒業後、大阪の大手酒類卸売会社に就職、そして、2007年に退職、実家の蔵に戻る。
"このままでは蔵の発展はない"
そう考えた6代目は独学の造りで試行錯誤し、若手スタッフとタッグを組み、ようやく辿り着いた酒質が、ひらがなの「ちえびじん」シリーズ。
漢字の「智恵美人」は従来通り地元向けのお酒という位置付けなのに対し、ひらがなの「ちえびじん」は高品質な特定名称酒。また全国の地酒専門店のみに出荷される特約店専門酒という位置付けだ。
"ちえびじん"の特長
地元流通「智恵美人」と比べて、「ちえびじん」は口当たりが柔らかくてフルーティー。立ち香は控えめ、含み香はフルーティーな吟醸香を感じる。
柔らかな香とまろやかな口当たりでいまの市場に合っている。
モンドセレクション3年連続金賞受賞に輝く「仕込み水」で醸す。酒造りで水は命。よい酒造りには欠かせない条件。
まとめ
- 「白あん赤福」に合うかどうかは4月に検証するしかない
- 既存の銘柄の流通が限定されていない場合、別銘柄を立ち上げ流通を限定する蔵元が"成功する"というパターンが増えている
- 北海道産酒米「彗星」を使用する蔵が多い
- ラベルに気を使う蔵元はイベントなどで印象に残る
春よこいこい。